【開成山公園】

 郡山市の発展の礎となった安積開拓。明治初期、開拓者の心を一つにするために、多くの人たちが集まって楽しめ、人々の心を和ませる美しい場所を設けるために開成山公園が建設された。 
 公園には約1300本の桜があり、県内有数の桜の名所として知られる。
 安積開拓の発祥の地として、モニュメントの「開拓者の群像」が平成3年(1991年)に建設された。塔の上には市の鳥「カッコウ」の姿があり、塔の下には中條政恒、大久保利通、ファン・ドールンらの像が配置され、安積疏水をイメージした水路が流れる。
 現在の開成山公園は、西側の五十鈴湖を中心とする公園部分と、東側のスポーツ施設で構成されており、バラ園、野外音楽堂、自由広場、児童広場、幼児広場、野球場、陸上競技場、プールなどがある。
 安積開拓が生んだ貴重な遺産であり、郡山市のシンボル的な公園として、多くの市民に親しまれている。