【豊受神社】

 旧土佐藩の入植者のうち、西原に入植した者が祀った神社。土佐藩士族は明治14年(1881年)から入植を始めた。当初は伊勢神宮の遥拝所を設けていた。明治24年(1891年)に、食物や穀物を司る神様とされる豊受神社に奉遷した。
 土佐藩士族は106戸が入植し、広谷原(喜久田町、富田町、富久山町)には71戸が移住した。ここに移住した人達のほとんどが神葬祭で仏葬祭はあまりないといわれており、付近の地域には見られない習慣があるという。
 豊受神社のある地域は現在、豊かな穀倉地帯となっている。

【所在地】郡山市喜久田町松ヶ作