【郡山市公会堂】

 大正 13 年(1924)市制施行を記念し建造された。国会議事堂を設計した矢橋賢吉が監修を行い、オランダ・ハーグの平和宮などを参考に設計されたと伝わる。国登録有形文化財。
 ネオ・ルネサンス様式を基調とするモダンな外観には、開拓の意気込みが壮麗に表現され、「進取の気質」を感じ取れる建造物。郡山の飛躍的発展の象徴でもある。 建設以来、演奏会や演劇、講演会に展示会と、幅広く市民活動の舞台として親しまれてきた。
 郡山市公会堂へと続く道にある桜の木は、市内で最も早咲きのソメイヨシノといわれている。シーズンには歩く人の目の高さにまで枝を伸ばして咲く花と、建物を写真に収めようと、カメラを手にした市民でにぎわう。
 隣接する市中央公民館の展望台に上ると、高さ22メートルの塔を間近に見ることができる。
【所在地】郡山市麓山1-8-4