【猪苗代湖】

 猪苗代湖は、猪苗代町、郡山市、会津若松市にまたがる湖。面積103.3平方km、湖岸延長が 50.4kmで、平均水深は 51.5mある。
 湖に流れ込む川の水や雨、地下水が湖水となっており、大小21の川が流れ込んでいる。一番大きい川は長瀬川で、途中から酸川という川と一緒になる。
 安積疏水は、猪苗代湖の水の恩恵を受け、標高514mの湖から自然の落差を利用し、農業用水や生活用水に供給されている。水力発電の発展にも貢献し、近代化の礎になった。

 白砂青松の浜が四季の美しい風景を彩り、夏はウオータースポーツ、冬は白鳥の飛来地として多くの人でにぎわう。
磐梯朝日国立公園内にあり、猪苗代湖と磐梯山の姿は会津を代表する景観として知られる。福島県のシンボルの一つでもあり、多くの県民に親しまれている。