【大久保神社】

 安積開拓、安積疏水の開さく事業で主導的な役割を果たした大久保利通を称えて1889年(明治22年)に建立された「大久保神社」。愛媛開拓者や牛庭原地域の人たちが、大久保の功績をたたえて建立に力を尽くした。鳥居や社殿はなく、顕彰碑が受け継がれている。
 大久保は、士族授産と殖産興業、国営農業水利事業を結び付けて実現することに尽力した。安積原野を開拓を通じて、この地の発展に国の未来を重ねていた。
 明治11年に大久保は安積開拓の事業案を提出し、政府が予算案を計上した。

【所在地】山市安積町牛庭四丁目112(安積公民館牛庭分館敷地内)